Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 340.187 caratteri · 666 schermate
十分に手当をしてやるがよい――源蔵ッ! 狂人の所業とみなしてこのたびは差し許す、重ねてかようなことをいたさんよう自ら身分を尊び……ではない、第一に法をたっとばんければいかん。わかったな、うむ、一同、立ちませい」
というこの四方八方にゆきとどいたさばきで、源六郎はおもてむきどこまでも百姓の子が乱心したていに仕立てられて、かろうじて罪をのがれ、面倒もなくてすんだのだったが、後の八代将軍吉宗たる源六郎もちろん愚昧ではない。天下の大法と紀州の若君との苦しい板ばさみに介して法も曲げず、源六郎をもそこなわず、自分の役儀も立てたあっぱれな忠相の扱いにすっかり感服して、伊勢山田奉行の大岡忠右衛門と申すは情知兼ねそなわった名判官である。
と、しっかり頭にやきついた源六郎は、その後、淳和奨学両院別当、源氏の長者八代の世を相続して、有徳院殿といった吉宗公になったとき、忠右衛門を江戸表へ呼びだして、きょうは将軍家として初のお目通りである。
越前守忠相と任官された往年の忠右衛門ぴったり平伏してお言葉のくだるのを待っていると――。
しッ、しい――ッ、と側で警蹕の声がかかる。