Classici giapponesi con furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 340.187 caratteri · 666 schermate
子恋の森
青山長者ヶ丸の摩利支天境内。
いつの世に何人が勧請奉安したものか、本尊は智行法師作の霊像、そのいやちこな御験にあずからんとして毎年この日は詣人群集、押すな押すなのにぎわいである。
堂の四隣に樹木多く、呼んで子恋の森という。
あたかもよし、花見月のおまつり日和。
武家屋敷に囲まれたたんぼの奥に、ふだんはぽつんと島のように切り離されて見える子恋の森だが、きょうは遠く下町から杖を引く人もあって、見世物、もの売り、人声、それらの音響と人いきれが渾然として陽炎のように立ちのぼりそう……。
森のなか。
荒れはてた御堂をとりまいて、立錐の余地もなく人ごみがゆれ動いている。
村相撲がある。紙で作った衣裳冠の行司木村なにがし、頓狂声の呼出しが蒼空へ向かって黄色い咽喉を張りあげると、大凸山と天竜川の取り組み。それへ教学院の荒法師や近所の仲間が飛び入りをして、割れるような拍手とわらいが渦をまく。
片隅には、二十七、八のきれいな女が、巫女のようないでたちで何やらしきりに人を集めているので、その口上を聞けば、
「これなるは、安房の国は鋸山に年ひさしく棲みなして作物を害し人畜をおびやかしたる大蛇。