Classici giapponesi con furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 340.187 caratteri · 666 schermate
「さようでございます。どうもあのとおり乱暴な乞食なんで、見ておりましても手前なんかは胸がドキドキいたしますが、でもまあ、皆さまというお強いお方がそろっていらっしゃいますので、このところ与の公も大安心でございます、へい」
「そうとも! そうとも! 何があっても町人はすっこんでおろ!」
「なんともはや、その言葉一つが頼みなんで――ま、ま、一ぱい! 酒は燗、さかなはきどり、酌は髱なアンてことを申しながら、野郎のおしゃくで恐れ入りますが、どうぞお熱いところをお重ねなさいまし。オッととととと!……これは失礼」
などと、与の公までがしゃしゃり出てきて、いい気になって酒盃のやりとりを続けているところへ!
ミシ! と天井うらの鳴る音!
まだ日が暮れたばかり。おまけに下はこの宴席、なんぼなんでも鼠の出るわけはなし、それに! ねず公にしてはちと重すぎる動きが感じられる。
と、一同が期せずして話し声をきり、飲食の手をとどめて、思わずいっしょに天井を仰いだとたん!
パリパリパリッ! と、うずら目天井板の真ン中が割れたかと思うと、太い毛脛が一本、ニュウッ! と長くたれさがって来た。