Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 340.187 caratteri · 666 schermate

Aozora Bunko

これが尋常の兄じゃ弟じゃならば、当方は蔵前取りで貴殿は地方だ。ゆくゆくお役出でもすれば第一にあれにとって身のため、願ってもない良縁と、私からこそお頼み申すところだが、さ、それが兄のわたくしの心としてそうは参らぬというものが、全体この話は、じつを申せば当家の恥、それがしの家事不取締りをさらすようなことながら、さて、いわば御合点がゆくまいし……心中察しくだされたい」

「はて、栄三郎殿がどのようなことをなされたかな?」

「口にするもけがらわしいが、お聞きくだされ、三社前の茶屋女とかにうつつを抜かし――」

ちょっと多門の顔色が動いたが、すぐに笑い消して、

「ははははは、何かと思えば、お若い方にはありがちな――貴殿にも、似よった思い出の一つ二つ、まんざらないこともござるまい。いや、これは失礼!」

「のみならず、栄三郎め、その女に貢ぐ金に窮して、いたし方もあろうに蔵宿から騙り盗った! 用人白木重兵衛がそのあとへ行って調べて参りました」

部屋住みの分け米が僅少なことを察してやれば、ちょいと筆の先で帳面をつくろってすむのに、なんという気のきかない用人だろう! 多門が黙っていると、藤次郎は語をつないで、