Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
ハハハ……。ぼくはそれを知っていたのさ。いまから五年ほど前に、あるどろぼうが、フランスで発明された小型プロペラを手にいれて、つかったことがある。機械を背中にくくりつけて、空をとぶことができるんだ。ぼくはその機械を見たことがあるので、きみが空をとぶと聞いたときに、すぐそれを思いだしたんだ。
そして、このシイの木のてっぺんに、その機械がかくしてあるのをみつけたんだよ。
ハハハ、これだけいえば、もうわかるだろう。
きみは、いざというときの用意にそのプロペラを、ここの木の上にかくしておいたのだ。それを、ぼくがさきまわりをして、動かないように、こわしてしまったというわけだよ。」
明智のながい説明がおわると、恐怖王はくやしそうに、「ちくしょう……。」といって、逃げだしそうにしました。
しかし、下におりれば、木の幹のまわりを、おおぜいの人が取りかこんでいるのです。といって、上にのぼって、たとえ明智をつきおとすことができても、かんじんのプロペラがこわれているのでは、どうすることもできません。
さすがの恐怖王も、にっちもさっちも、いかなくなってしまいました。
きみは二十面相だ!