Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
木村助手の正体
自動車のヘッド・ライトのMの字は、遠藤さんが会の帰りに、お友だちを、そのうちまでお送りになった。そのとき、自動車がとまっている隙に、ガラスにあの字を書いたのです。友だちをお送りになることは、前もってわかっていたので、たぶん木村君が先まわりをして、待っていたのですね。夜のことですから、運転手にも気づかれないように、地面をはっていって、あれを書いたのでしょう。」
木村助手の正体
明智探偵は、話をつづけます。
「電人Mの秘密が、もう二つ残っています。その一つは、いつかの晩、電人Mがおたくの階段をおりて、研究室の方へいったまま、消えてしまったことです。その廊下は行き止まりになっていて、研究室と、この木村君の部屋があるばかりですが、両方とも、窓には鉄格子がはまっているから、ぜったいに、逃げだすことはできません。それなのに、あの大きな図体の電人Mが煙のように消えてしまったのです。
遠藤さんはピストルを持って、階段の下の廊下に、待ちかまえていました。すると、廊下の奥の方から、この木村君が出てきたのです。
わかりますか。電人Mは研究室ではなくて、木村君の部屋にとびこんだのです。