Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
もっとおそろしいことだったのです。そのとき、あなの中に大異変がおこったのです。
ゴーッと、地ひびきのような音が聞こえてきました。そして、やにわに、頭の上から、大きな岩や土のかたまりが、ダダーッとおちてきて、あっというまに、洞くつをすっかりふさいでしまいました。
落盤です。鉱山のあなをほっているときに、よくおこる、あの大きな土くずれです。鉱山では、落盤のために、何人も、何十人も、生きうめになることがあります。そういう新聞記事が、よく出ているのをごぞんじでしょう。
天地もひっくりかえるような、おそろしい音と、地ひびきがつづいたあとに、きゅうに、あたりはシーンとしずまりかえってしまいました。
ああ、小林君たちは、とうとう土くずれの下じきになって、おしつぶされてしまったのでしょうか。
いや、そうではなさそうです。すくなくとも、すばしっこいポケット小僧だけは生きていました。かれは、おそろしいもの音がおこると、パッと、あなのおくへ身をかわして、たすかったのです。
ポケット小僧も、小林団長のことがしんぱいでした。さっき、土くずれの音にまじって、なんともいえない、ものすごいさけび声が聞こえました。