Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

それは人間とも動物ともわけのわからない、ギャーッというようなさけび声でした。もし、あれが小林団長のさいごのさけびだったとしたら……。

ポケット小僧はいそいで懐中電灯をつけて、そのへんをてらしてみました。ああ、よかった。小林団長は土の下じきにならないで、ただたおれているだけでした。あぶないところでした。もう五十センチむこうにいたら、おしつぶされているところでした。

しかし、たおれたまま身動きもしません。ポケット小僧は、また、しんぱいになってきました。もしや、おちてくる岩で頭をうって、死んでしまったのではないでしょうか。

小僧は、小林君のそばへいって、口に手をあててみました。たしかに、息をしています。だいじょうぶ、命はたすかったのです。でも、ひどいけがをしているのではないでしょうか。

小僧は、小林君をだきおこそうとしました。しかし、ポケットにはいるような小さな子どもですから、なかなか、だきおこせません。苦心をして、いろいろやっているうちに、小林君が目をひらきました。

「あっ、ぼく、気をうしなっていたのかい。」

「うん、そうだよ。けがはしなかった?」

小林君は、からだじゅうを、さすってみました。