Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
「おい、おい、いくじのないこというんじゃないよ。ぼくは、いろんな冒険談を読んだけどね、こういうときにはしんぼう強くがんばるのが、いちばんだいじなんだ。あくまで、がんばりぬくんだよ。そうすれば、ひとりでに、運がひらけてくることがある。神さまがたすけてくださるんだ。
もうだめだなんて、あきらめてしまったら、おしまいだよ。神さまだって、そんなよわむしは、たすけてくれやしない。ね、ポケット君、がんばるんだよ。がんばりさえすれば、きっといいことがあるよ。」
ところが、小林君が、がんばれ、がんばれといって、はりきったので、とんでもないことが、おこってしまいました。
二メートルもほりすすんだときです。土の中にあるくさった柱がじゃまになるので、それをとりのけようとして、ぐっとひっぱったかとおもうと、ダダダダ……と音がして、そこの土が小林君の頭の上から、くずれおちてきました。そして腰から上のほうが、ぜんぶうずまってしまったのです。
「う、う、う、……。」
と、いいましたが、さけぶことも、どうすることもできません。顔がびっしり土につつまれてしまって、さけぶどころか、息をすることもできないのです。