Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

大発見

手ざわりがへんです。ゴリラのはくせいの頭らしいのです。

「ポケット君、これをぬがせてみよう。」

そういって、ふたりが、力をあわせて、ゴリラの頭を、まわしたり、ひっぱったりしていますと、だんだん、胴体からはなれてきて、やがてスッポリとぬけてしまいました。

「なあんだ、こんなものかぶっていたのか。ごらん、目のところにガラスをはめて、中に豆電球がとりつけてあるよ。」

小林君は、中のからっぽになったゴリラの頭の内がわを見せました。あの青くひかる、おそろしい目は青い豆電球だったのです。

ゴリラの頭を、ひきぬいた下には、三十ぐらいの男の顔がよこたわっていました。その顔が、さも、くるしそうに、ゆがんで、「ウーン、ウーン。」とうなっているのです。

この男がゴリラの毛皮をきてゴリラにばけて、ふたりの少年をおどかしていたのでした。

大発見

「こいつ、二十面相の部下かしら。」

ポケット小僧が、にくにくしそうに、その顔を見おろしていいました。

「そうかもしれない。だが、ひょっとしたら……。」

小林少年が、そういいかけて考えています。

「えっ、ひょっとしたら、なんなの?」

ポケット小僧は、びっくりして、小林君の顔を見つめました。