Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
恐ろしい大発明だ。世界をびっくりさせることができる。いやびっくりさせるばかりじゃない、世界を滅ぼすことだってできる。
だから、いろんなやつが、きみの発明を買いにきている。その中には外国のスパイもいる。だがきみは、感心にも、だれにも売らない。そこでおれが乗りだしたのだ。おれはオールマイティーだから、どんなことでもしてやる。金がほしくないのなら、ほかの望みを言うがいい。おれにできないことはないのだ。
どうだ、承知しないか。おれは味方にすれば、たのもしいが、敵にまわすと恐ろしい相手だぞ。きみはどんな目にあうか、わからないのだぞ。さあ、返事をしてくれ。おい、返事をしないかっ。」
「いやだっ。」
博士はベッドに、あおむけに寝たまま、はげしい声で答えました。
「わしは、この発明を日本のためにしか使わない。いや、人類のためにしか使わない。この発明が悪者の手にはいったら、大変なことになる。そいつは、世界をめちゃめちゃにすることができるからだ。
わしは、日本の政府にも、まだ知らせてない。うっかり、打ち明けると、恐ろしいことになるからだ。ひょっとしたら、わしは、だれにも打ち明けないで、一生を終わるかもしれない。