Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

研究室の怪

庭のたくさんの木の葉が、風に吹きちぎられて、空中に舞いくるっています。

治郎君はふと、本から目をあげて、前の窓のガラス戸を見ました。

「あっ!」

思わずさけんで椅子から立ちあがりました。

そのガラスいっぱいに大きなMの字が……手で書いたのではありません。たくさんの木の葉が吹きつけられて、Mの字の形になっていたのです。

研究室の怪

そのあくる日の朝早く、治郎君は庭に出て、外から、窓ガラスを調べてみましたが、すると、あのふしぎのわけがわかりました。怪人はいつのまにか、そのガラスに、接着剤で大きなMの字を書いておいたのです。それに木の葉がたくさん、くっついたというわけでした。

わかってみれば、なんでもないことですが、あの恐ろしい電人Mが、庭にしのびこんで、そんなことをやったかと思うと、やっぱりきみが悪いのです。

治郎君は、その日、学校へいって、同級の親友、森田君に、このことを話しました。すると、森田君は少年探偵団員だったので、すぐに、こう答えました。

「明智先生に相談するといい。その前に、ぼくらの団長の小林さんに話そう。きっといい考えがあるよ。」

そして、学校が終わると森田君は遠藤治郎少年を連れて、麹町の明智探偵事務所を訪ねました。