Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

しばらくすると、門の方から、大きなかげが、その自動車に近づいてきました。あの怪ロボット、電人Mです。プラスチックの顔の中で、二つの赤い電光の目が、パチパチとまたたいています。

電人Mの鉄の腕には、なにか大きなものがかかえられています。手足をしばられ、さるぐつわをはめられた、ひとりの少年です。よくみるとそれは遠藤治郎君でした。気を失ったように、グッタリしています。麻酔薬をかがされたのかもしれません。

自動車の運転手が後部席のドアを開きますと、電人Mは、まず少年を中にいれて自分も乗りこみました。大型自動車ですが、電人Mはからだが大きいので、まっすぐには、はいれません。横になってやっともぐりこんだのです。そして、パタンとドアがしまると、自動車はすぐに、走りだしました。

その自動車が、向こうの町かどを曲がったかと思うと、遠藤邸の塀にそって、もう一台の黒い自動車が走ってきました。そして、電人Mの自動車のあとをつけはじめたのです。

あとの自動車には三人の少年が乗っていました。ハンドルをにぎっているのは小林少年、うしろの席に、ならんで腰掛けているのは、治郎君の親友の森田少年と、それからポケット小僧です。