Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
ふしぎ ふしぎ
ああ、電人Mは、とうとう、袋のネズミになってしまいました。いくら力の強いロボットでも、こちらは、腕利きの警官が六人です。まさか、警官たちを押しのけて、逃げだすことはできないでしょう。
ふしぎ ふしぎ
ふたりの警官がガレージのとびらに、手をかけてひきあけようとしましたが、びくとも動きません。中からかぎをかけたらしいのです。それを見ると、ふたりの警官が、門のベルを押して中にはいり、その家の人たちを連れてきました。五十ぐらいの主人と若い秘書が、電人Mのことを聞いてびっくりして、合いかぎをもって、とびだしてきたのです。六人の警官と小林君たち三人と、主人とがガレージの前に、垣をつくるように、立ちふさがっていると、秘書が合いかぎをかぎ穴にさしこんで、カチンとまわしました。
サッと両方に開く鉄のとびら。ガレージの中はまっくらです。
三人の警官が照らす三つの懐中電灯の光の中に、青いシボレーの車体が浮きだしました。
「おやっ、だれもいないぞっ。」
自動車の中はからっぽでした。座席の下や、うしろのトランクも、調べましたが、どこにもかくれてはいません。ガレージの中は自動車でいっぱいになっていて、三方はコンクリートのかべ、床はコンクリートの上に鉄板がはりつめてあって、ぬけ道などは、まったくないのです。