Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
「中村君、きみともしばらくだったねえ。元気で、けっこうだ。いや、心配しなくてもいい。おとなしく、きみに連れられて行くよ。さあ、手錠をかけたまえ。しかし、おれは、まだ、負けたんじゃないぞ。おれの知恵には、奥底がないからなあ。ハハハハ……。」
「負け惜しみを言うな。こんどこそは、うんと、あぶらをしぼってやるぞ。」
中村警部が、そう言って、目くばせしますと、刑事のひとりが、進み出て、二十面相の両手に、パチンと手錠をかけてしまいました。
「ハハハ……、これでもう、おれは逃げられない。安心したまえ。ところで、明智君、きみは、まだひとつ、説明しなかったことがあるね。ほら、あのガレージの秘密さ。きみは、あのなぞが、解けたのかね。」
二十面相は、ふてぶてしく、たずねるのです。
「まだ調べていない。しかし、ガレージに行ってみれば、すぐわかるだろう。きみとの知恵くらべには、負けないつもりだよ。」
明智探偵もニコニコして、やりかえしました。
「よろしい。それじゃ、おれもガレージに行こう。おれの目の前で、あの秘密を解いてみたまえ。」
いよいよかってなことをいいます。
それを聞くと、中村警部は顔をしかめました。