Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
タコではないのです。タコによく似たお化けです。そいつの恐ろしい頭が、いまにも治郎君の顔に、くっつきそうになっています。
「キャーッ。」
治郎君は、また、悲鳴をあげて、逃げ出そうと、もがきました。
すると、目の前をふさいでいた、大きな頭が、横に動いたので、そのうしろが見えたのです。
そこを、一目みると、治郎君は心臓がのどのへんまで、とび上がってくるような気がしました。
そこには、血のような光に照らされて、何百というタコ入道が、ウヨウヨしているではありませんか。みんな六本の足で立ち上がって、大きな頭を、もてあますように、ヨロヨロと、うごめいているのです。
パッと赤い光が消えると、暗闇の中に、何百ものホタルが、静かに動いているように見えましたが、すぐに、青い光がつきました。こんどは海の底で、もつれあうタコ入道です。
そのとき、治郎君は、ハッと思い出しました。こいつらはタコ入道ではありません。電人Mといっしょに、東京じゅうをさわがせた、あの、火星人です。治郎君の家の階段を、電人Mの肩にまといついて、おりてきた、あの怪物です。
しかし、どうして、ここに、こんなにたくさんの怪物が、住んでいるのでしょう。