Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
小黒人
いったい、ここはどこなのでしょう。治郎君は、いつのまにか、宇宙の旅をして、遠い星の世界へきていたのでしょうか。
そのうちに、ギャー、ギャーという、ものすごい音が、重なりあって、聞こえてきました。タコの化けものが、ないているのです。
火星人のなき声です。
青い光がパッと消えて、赤い光に変わりました。その変わり方が、だんだん早くなり、青、赤、青、赤と、めまぐるしくいれかわり、その中を、タコのお化けの大群が、ジリジリと、こちらに、おしよせてきました。
治郎君のまわりは、でっかい顔と、ギョロッとした目玉と、グニャグニャともつれた足とで、いっぱいになり、それが、治郎君をおしつぶさんばかりに、のしかかってくるのでした。
小黒人
ちょうどそのころ、桜井さんのガレージのとびらを開いて、ふたりの少年が、中にしのびこんでいました。
二十面相が、黒い怪鳥に抱かれて、空たかく、とびさってから、一時間ほどしたころです。少年のひとりは小林君でした。もうひとりは、頭から足の先まで、まっ黒な、ごく小さい子どもです。
その子どもは黒いシャツに、黒いズボン、黒い運動靴という、黒ずくめの服装で、頭からスッポリと黒いふくめんをかぶっています。