Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
黒んぼのポケット小僧は、懐中電灯をつけて、上のガレージよりも、広くなっているがわの、コンクリートのかべを照らしました。
そして、しばらくの間、なにかを捜していましたが、
「あっ、あれだ。」
と、言いながら、こんどは、ポケットから、小さな銀色の棒を取りだしました。
それをにぎって、サッと、ふりますと、小さな棒が、一メートル五十センチほどの長い棒になりました。
それは手品師のつかう魔法の杖で、写真機の足のように、銀のつつが、いくつも重なり合っていて、ちぢめれば二十センチほどになり、のばせば一メートル五十センチにもなるのです。
これは少年探偵団の七つ道具とは別に、小林少年だけが持っている、便利な道具なのですが、ポケット君は、こんどの冒険のために、それを借りてきたのです。
その長い棒で、コンクリートのかべの自分の背の二倍もあるような、高いところを、グッと押しました。
そこに、かべと同じコンクリートの、かくしボタンがあって、それが、秘密の戸を開く、電気仕掛のスイッチになっているのです。
グッと押したかと思うと、そのスイッチの下のコンクリートのかべに、四角な割れ目ができて、それが、だんだん大きくなっていきます。