Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

そのためには、博士の助手に住みこんだりして、ずいぶん、骨をおったが、どうしても秘密がわからない。そこで、やむをえず、博士の子どもの治郎君をかどわかして、われわれのすみかにかくした。大切にあつかうつもりだ。ただ、博士が秘密を打ち明けるまでは、ぜったいに返さないというだけだ。

遠藤博士の発明は、やがて、おれのものになる。そうなれば、おれは天下無敵だ。世界を敵に回しても、こわくないぞ。おれの知恵と、おれの二十のちがった顔と、博士の恐ろしい発明と、これだけそろえば、おれは、思う存分のことができる。だから諸君はこのうえとも、治郎君を逃がさないように、よく注意するのだ。あの子が、大発明を手に入れるかぎだからな。

おれはいまは二十面相ではなくて、電人Mだ。おれがどんなに大仕掛な地下の電気の国を造ったかは、諸君がよく知っている。諸君が、それぞれの持ち場を、ひきうけてくれたおかげだ。

ああ、電気の国! おれたちは、地球だけではない。宇宙を相手にしているのだ。宇宙人を造りだしているのだ。その秘密も、諸君はよく知っている。

これで、おれの話は終わる。諸君のうちに、なにか意見があったら、遠慮なく、ここで言ってもらいたい。