Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

入口の大とびらには、むろん、かぎがかかっていましたが、明智探偵が万能鍵をとりだして、なんなくそれを開きました。

「あっ、ここに倒れている。」

中村警部が、大きな懐中電灯で、その男を照らしました。出入口の番人です。

警部は入口の外にでて、手を振って、合図をしました。すると、大ぜいの警官たちが、かけよってきて、気を失っている番人を、警察自動車へ運んで行きました。

それから、明智探偵、中村警部、遠藤博士の三人を先に立てて、全部の人びとが、プラネタリウムの中へ、はいって行きました。

スイッチを捜すのに、てまどりましたが、やっとそれを捜しあてて、天井の電灯をつけました。プラネタリウムの中は、パッと、昼間のように明るくなったのです。

二十面相や部下たちは、魚市場のマグロのように、ゴロゴロと、ころがっていました。

「あっ、こいつが二十面相だ。まるで将軍みたいな服を着ている。」

明智探偵が、つぶやきました。

「みんな自動車へ運んでください。手荒くしても、大丈夫ですよ。こいつらは、百二十時間はけっして目をさましませんからね。いくら二十面相でも、もう、逃げだす力はありません。