Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
明智は柔道の手で、あいてののどをしめ、きぜつさせてしまったのです。
あたりを見まわしましたが、甲板には人かげもありません。ふたりは、だまってとっくみあっていたので、船室にいる部下たちはなにも知らないのです。
明智探偵は、ぐったりとなった道化仮面のからだを、甲板のものかげへひっぱっていって、じぶんの服をぬいで、あいてにきせ、あいての道化仮面をはずして、じぶんの顔にかぶり、とんがり帽子もとって、じぶんの頭にかぶりました。
人間のいれかわりです。ぐったりとたおれているのが明智探偵で、立っているのが道化仮面の恐怖王としか思われません。
明智探偵は、なにか冒険をやらなければならないようなときには、ワイシャツの下に、ぴったり身についた黒シャツと黒のズボン下をつけて出ることにしていました。きょうも、それを着ていたので、仮面さえつけて、服やワイシャツをぬぎさえすれば、賊の首領になりすますことができるのでした。
それから、ながいなわをもってきて、首領の手足をぐるぐるまきにしばり、さるぐつわをはめたうえで、首領のからだの急所をぐっとついて、息をふきかえさせました。
息をふきかえしても、賊は手足をしばられているうえに、さるぐつわをはめられているので、どうすることもできません。