Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
明智は、そのへんにまるめてあったズックのきれをひろげて、首領のからだにかぶせました。そして、じぶんは甲板におちていた、さっきのピストルをひろいとると、賊の首領になりすまして、船室へはいってくるのでした。
そして、いちばんりっぱな部屋へはいっていき、あたりを見まわして、つくえの上のよびりんのボタンをおしました。
すると、ひとりの部下があらわれ、
「かしら、なにかごようで……。」
と、たずねました。
「うん、おまえは知っているだろう。れいの『星の宝冠』を、おれがどこへしまったか、いってみろ。」
明智は賊の首領のドラ声をまねて、わざとらんぼうにいいました。
「へっ、かしらは、じぶんで、しまっておいて、忘れちゃったんですかい。」
部下は、へんな顔をして、聞きかえします。
「いや、おれはむろん知っているよ。だが、おまえが知っているかどうか、ためしてみるんだ。さあ、どこだ。いってみろ。」
「きまってるじゃありませんか。いつも、かしらが、いちばんだいじなものをしまっておく、その戸棚ですよ。」
「うん、そうか、ここだな。だが、かぎがかかっている。おまえはかぎがどこにあるか知っているか。