Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
まけた恐怖王
をとりもどして、ボートにのりうつることができたのです。
ボートにのりうつると、綱をといて、まっくらな海の上を、東京の方角にむかってこぎはじめました。さいわい、波はありません。大きなうねりが、のたりのたりと、うってくるばかりです。
大きなオールを、ひとりで二本あやつるのはむずかしいので、明智はくふうをして、一本のオールを和船のろのようにつかって、ボートをこぎました。
みるみる、汽船との間がへだたっていきます。
二百メートル、三百メートル、そして、五百メートルもへだたったころには、大きな汽船の姿さえ夜のやみにとけこんで、はっきりとは見えなくなってしまいました。
まけた恐怖王
そのとき、汽船では、大さわぎがおこっていました。
首領の姿がどこにも見えないのです。船じゅうさがしまわっても、どうしてもみつかりません。
もしやと思って明智探偵をしばりつけておいた部屋へいってみるとなわがバラバラにとけて、もちろん明智の姿はかげも形もありません。
いよいよたいへんです。
首領も、どっかへ消えうせてしまったのです。
手わけをして、もういちど船の中をさがしまわりました。