Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

「へんだねえ。あいつ、この木の上へ、のぼっていったんじゃないだろうか。」

高橋君がいいました。

すると、そのとき、お堂のほうから、白いきものに、腰ごろもをつけた番人の若いぼうさんが、いきせききってかけつけてきました。

「おい、きみたち、いまの金色のばけものは、どこへいった。おまわりさんをよんで、とっつかまえなけりゃあ……。」

高橋君はシイの木のてっぺんをゆびさして、答えました。

「あれ、あんなに木がゆれているでしょう。あいつが、あそこへのぼったのかもしれない。」

ぼうさんは手をかざして、シイのこずえを見あげましたが、夕やみにつつまれているので、はっきりはわかりません。

そのときです。木のてっぺんが、ひときわはげしくざわめいたかと思うと、そこから空中に、サーッと金色のものが、とびだしたではありませんか。

ああ、あいつです。黄金仮面が、空をとんでいくのです。

怪人は、高い空中を、からだをよこにして、両手をまっすぐに前にのばし、まるで水の中を泳ぐような形で、とんでいます。金色のマントが、ヒラヒラとはためいて、映画のスーパーマンと、そっくりです。金色のスーパーマンが夕やみの空を高く、高く、とんでいくのです。