Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

みんな七つ道具はそろえているだろうね。黒い絹糸のなわばしご、あれを腹にまいているはずだね。」

それをきくと、少年団員たちは、

「持っています。」

「持っています。」

と、口をそろえて答えました。

「よし、それじゃ、そのなわばしごを三本もつなぎあわせれば、地面までとどくだろう。みんなが、じゅんばんに、それをつたって、おりればいいんだ。あの窓からなわばしごをさげるんだよ。」

「うん、そうだ。それがいいや……。」

みんなは、すぐに、さんせいしました。

「でも、いますぐじゃない。まだ、あいつが、どっかに、かくれているかもしれないから、すこし待ってからにしよう。」

小林君はそういって、窓に近づくと、ガラス戸をそっとひらいて、下をのぞいてみました。

そとにはまだ夕やみのうすあかりが残っていますので、はるか下のほうに、地面がおぼろげに見えています。

草ぼうぼうの、ひろい庭です。

西洋館ですから、ちゅうとに屋根もなく、まっすぐにきりたった、おそろしい高さです。

なわばしごといっても、少年探偵団のは、絹糸をよりあわせた一本のひもで、三十センチごとにむすび玉ができていて、それを足の指にはさんでおりるのですから、まるでかるわざのような冒険です。