Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate

Aozora Bunko

そして、懐中電灯で、小屋の中をさがしましたが、すぐに、それが見つかりました。

「あっ、やっぱりそうだ、おまわりさん、これをごらんなさい。」

その声に、ふたりの警官が、小屋の中にはいってきました。

「ほら、これですよ。」

小林君は金色の仮面と、金色の衣と、金色のシャツやズボン下を、手にもっていました。金色の仏像にばけた変装の衣装です。

「あっ、それじゃあ、いまのじいさんが……。」

「そうですよ。ここに、じいさんのつけひげや服をかくしておいて、きかえたのです。金色の仏像から庭番のじいさんに、早がわりしてしまったのです。」

「しまった。それじゃあ、とうとう、逃げられたか。」

「いや、だいじょうぶです。へいのまわりには少年探偵団が見はっています。もし逃げだしたら、よびこの笛をふきならすはずです。だから、あいつは外へは出られないのですよ。まだ庭の中にいるにちがいありません。」

「よしっ、それじゃ、ほかのれんじゅうにもいって、もう一度、さがすんだっ。」

警官のひとりが、かけだしていきました。ほかの人たちに、このことを知らせるためです。

それから、またしても、まっくらな庭のあちこちを、大きなホタルのような懐中電灯の光が、いそがしく、とびちがいました。