Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
善「はい/\成程々々、感心どうも感心、和平どん特別だのう」
和「誠に感心な事ですなア、妙に異って居りますよ」
善「まア/\精出して働け」
多「へい/\有難うがんす」
と隙間もなく身を粉に砕き、忠義に働きますゆえ、出入りの者も自然多助を可愛がるものばかりでございます。斯くて其の年も果て、翌年の丁度九月頃には多助も大きに用向きに慣れて参りましたゆえ、
善「多助や/\」
多「はい」
善「お前のう未だ給金を極めなかったが、宜く働いて呉れるから給金を極めようのう」
多「はい、旦那様、私い給金は戴きましねえ」
善「戴かんではいかんから、給金だけは極めて呉れなければ困るよ」
多「それだけは何うしてもいきましねえ」
善「極めた給金を蓄めて、国へ帰る時の資本にして、国の家を立てるのじゃアないかえ」
多「でも、命を助けてくれた旦那様のために働くのは当然だのに、お給金を戴いては済みましねえ」
善「それじゃ困るのう」
多「そんなら旦那様私い一つお願いが有りやすだ、其処らに落ちてる廃物を拾い蓄めて、それを売り、二文でも三文でも旦那様へ預けるから、安い利で宜いが、私い国へ帰るまで預かってお貰い申してえ」