Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
魔法の上着
」いうかと思うと明智の手がパッと相手の頭にのびました。そして、かつらをむしりとり、めがねをはね落とし、つけひげをひきちぎってしまいました。その中からあらわれたのは、なんと殿村の素顔だったではありませんか。さすがの悪人も、とうとう観念したのか、今にも泣きだしそうな渋面をつくって、ものをいう元気もなく目をふせています。
「逃げ道がなくなったものだから、こんなところにまぎれこんでいたんだね。あわよくば、記者諸君といっしょに、何食わぬ顔でこの部屋を出る気だったのだろう。ハハハ……、さすがの悪人も、よくよくこまったとみえるね。中村さん、こいつをとらえてください。」
いわれるまでもなく、中村係長は、もう殿村の肩に手をかけていました。そして、ドアの外の刑事を呼びこみ、なんなく後ろ手にしばらせました。こうして、怪物蛭田博士は、ついに明智探偵にうち負かされ、あわれなとらわれ人となってしまったのでした。
魔法の上着
四人の老練な刑事が、蛭田博士と称する怪青年のなわじりをとって、赤れんがの家の玄関を立ちいでました。悪人はしおしおとうなだれて、抵抗する元気など、どこにもなさそうです。