Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
魔人と名探偵
いくら魔人だって、そうやすやす盗みだせるものではありません。夜光の時計をどこか銀行の地下金庫へでもあずけようかと考えましたが、持って行く道があぶないと思いましてね、やっぱり元の場所へおくことにして、そのかわりに、ゆうべから十人に近いお巡りさんが、蔵のまわりや庭の要所要所に見はり番をしていてくださるのです。あたりまえの賊なれば、こんな大さわぎをするにもおよばないのですが、なにしろ相手が魔物のことですから、警察でも特別にはからってくださったわけです。」
「わかりました。それでは小林君をつれてお宅へうかがうことにしましょう。二三用意しておきたいこともありますし、いくら魔物でも明かるいうちにやって来ることはないでしょうから、きょう日がくれてからおじゃまします。」
明智探偵の承諾を得たので、手塚さんと昌一君とは喜んで帰って行きました。
それを見送ったあとで、小林少年は何ごとか明智探偵にささやいて、いそがしくどこかへ出かけて行き、明智探偵は電話機の前に腰かけると、しきりにダイヤルを回しはじめました。
魔人と名探偵
その夕方、手塚家には、主人の手塚さん、昌一、雪子のきょうだい、書生と女中、それから戦災者で手塚家に同居している会社員の平林さんとおくさん、そのおくさんの妹のみよ子おばさん、中学生の太一君、まだ学校へ行かぬ太一