Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
この口ぶりから察しますと、老人はただ手紙をたのまれたというだけでなく、二十面相の部下のひとりにちがいありません。
相手は一人です。しかもヨボヨボの老人です。こいつをここでとらえて、警察へつきだし、二十面相のかくれがを白状させるわけにはいかぬものでしょうか。そうすれば、信雄君も救いだせますし、宝物をわたさなくてもすむのです。
「ウン、それがいい。まさかこんなおいぼれに、おくれをとることもあるまい。」小泉氏は、とっさに決心をしますと、いきなりステッキをにぎりしめて、ツカツカと老人の前に近よりました。
「おや、だんな、目の色をかえて、どうなすったのです。わしをなんとかしようというんですかい。」老人はびっくりしたように、小泉氏を見つめました。
「きさま、二十面相のかくれがを知っているだろう。信雄のいるところも、きさまにはわかっているはずだ。さあ、わしといっしょに来い。警察へつき出してやるんだ。」小泉氏はさけびながら、おそろしい勢いで老人につかみかかろうとしました。
すると、おや、これはどうしたことでしょう。相手は飛鳥のようなす早さで、サッと身をかわし、今まで腰をかがめてヨボヨボしていたじいさんが、まるで青年のようなおそろしい元気でやみの中にスックと仁王立ちになったではありませんか。