Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
そのうえで、なるべく相手に気づかれぬような替え玉をえらぶことにしましょう。」
「承知しました。じゃあ、わたしといっしょに土蔵の中へおいでください。」小泉氏は明智のみごとな変装ぶりにすっかり感心して、このちょうしなら万事うまくいくにちがいないと、もうホクホクもので、みずから懐中電灯を持って、先に立つのでした。
さすがに国宝がおさめてあるだけに、土蔵の戸締まりは、じつにげんじゅうなものです。まず錠まえをはずして、鉄の大とびらをひらき、その内がわの重い金網ばりの板戸をあけ、土蔵の奥にはいって、そこにドッシリとすえつけてある金庫のような鋼鉄製の箱を、暗号文字にあわせて、ひらかなければならないのです。小泉氏はその鋼鉄箱の中のたなの上から、細長いキリの箱を取りだして、ていねいにそれをひらき、宝物の雪舟の掛け軸をひろげて、明智に見せるのでした。
「フーン、たいしたものですね。ぼくは絵のほうはまったくしろうとですが、これほどの名画になりますと、やはり心を打たれますね。この筆勢のみごとなことはどうでしょう。なるほど、これなら二十面相がほしがるのもむりはありませんよ。あいつは美術にかけてはくろうとはだしの鑑賞眼を持っているのですからね。