Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
そうしておいて、ぼくの替え玉になって、ここへやってきたのです。」
読者諸君はこの明智のことばによって、思いあたるところがおありでしょう。夕方、怪老人に化けた二十面相が、小泉氏の電話を立ちぎきして、そのまま近くの公衆電話へかけこんだのには、そういう目的があったのです。
「しかし、どうもおかしいですね。にせ者にもせよ、あの男はわたしに好意を示して、雪舟の名画を賊にわたさないでもすむように取りはからってくれたんですよ。にせの掛け軸を持って二十面相に会いに出かけていったのですよ。二十面相が、二十面相自身をだますなんて、これはいったい、どうしたというのでしょう。」
小泉氏はやっぱりふにおちぬていです。
「お気のどくですが、だまされたのは二十面相ではなくて、あなただったのです。」明智が何もかも知りぬいているように答えました。
「エッ、わたしがだまされたといいますと……。」
「ほんものの雪舟の掛け軸は、どこにおしまいになってあるのですか。」
「蔵の中ですが、蔵の中に金庫がすえてあって、その中にげんじゅうに入れてあるのです。」
「それじゃあ、その金庫をひとつしらべてくださいませんか。