Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
何をそんなにびっくりしているんだね。え、二十面相君。」明智探偵は腕組みをしたまま、一歩前に進んで、あざけるように怪盗の顔を見つめました。
「お、おどろいてなんぞいるものか。だが、き、きさま、ここへどうしてやってきたんだ。」
「どうしてって、入り口からはいってきたのさ。それがどうかしたのかね。」明智はさもゆかいらしく、またニコニコと笑いました。
「エッ、入り口からだって? ば、ばかな。そんなことがあるもんか。おれは、きさまを一生涯出られない場所へ、とじこめておいたはずだ。」
「とじこめられているのは、ほかのだれかだろうよ。ぼくは今ここへはいってきたばかりなんだからね。」
「そ、そんなばかなことはない。おれはたしかにきさまを……。」二十面相は、とびだすばかりに見ひらいた目で明智探偵の顔を穴のあくほどにらみつけました。しかし、けっしてにせ者ではありません。正真正銘の明智小五郎にちがいないのです。
「ハハハ……、めんくらっているね。ゆかいゆかい、魔法使いといわれる二十面相が、きょうはぼくの魔法にかかったのだからね。ハハハ……、こんなゆかいなことはないよ。エッ、ぼくがにせ者だというのかね。