Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
君の小さい妹ふたり、全部あわせると十一人です。そのほかに庭の要所要所にお巡りさんが八人もがんばっています。明智探偵と小林君はまだ来ませんが、小さい女の子たち三人は別としても、つごう十六人で見はっているわけですから、いくら魔物でも、まさかこの中へ姿をあらわすことはないだろうと、手塚さんもいくらか気をゆるしていました。
ところが傍若無人の怪物は、どこをどうしてはいったのか、いつのまにか邸内にしのびこみ、まだ日もくれぬうちに、人々の前に、あのいやらしい姿をあらわしたのです。しかも、それが、りくつではどんなに考えてもわからないような、ふしぎな気味のわるいあらわれかただったのです。
台所のほうで「キャーッ」という女の悲鳴がきこえました。おどろいて、近くにいあわせた人たちが、かけつけてみますと、同居の平林さんの家族みよ子おばさんが、まっさおになって倒れていました。
みよ子さんが湯殿の前を通りかかると、中で何か動いているものがあるので、戸をひらいたところが、そのうす暗い洗い場のすみに、大きな銅像みたいなものが立っていたというのです。
しかし庭には見はりがいるんだし、家の中には、あちこちの部屋に人がいたのですから、だれの目にもふれないで、あの怪物が湯殿にはいったり出たりしたというのは、まったく考えられないことです。