Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
お巡りさんがスイッチを入れたのです。
それに力をえて、みんなが開いた障子の所へ行って、中をのぞいてみますと、そこにはふたりのお巡りさんがいるばかりで、さっきたしかに見た怪物は、影も形もないのです。青銅の魔人はまたしても、煙のように消えてしまったのです。
「おかしいな。君たち何か見ちがえたんじゃないかね。もしだれかがこの部屋にいたとすれば、逃げだすひまは、まったくなかったんだからね。自分たちはあっちから、あんたたちはそっちから、はさみうちにしたわけだね。この部屋は廊下に面した一方口で、三方はかべになっているし、廊下も窓のないかべなんだから、われわれの目につかないで逃げだすことは、絶対にできないはずだ。」
ひとりのお巡りさんが、昌一君の顔をジロジロ見ながらうたがわしそうにたずねました。
「いいえ、気のせいじゃありません。たしかに銅像みたいなやつが動いていました。」
「そうです。ぼくも昌一君といっしょに見たんです。それから、あの歯車の音も聞こえました。ギリギリ、ギリギリ、いつまでもつづいていました。」
中学生の太一君までがいいはるので、おとなたちも、信じないわけにはいきません。