Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate

Aozora Bunko

そのうちに、警官隊は煉瓦小屋を完全にとりまいてしまったらしく、とつぜん、ビリリリリと呼子がなりひびき、大型懐中電灯の光が、いくすじも、煉瓦小屋の中に集中され、いきなりパン、パンとピストルの音がつづきました。

警官隊は怪物をうち殺してはいけないという命令をうけていたので、わざとまとをはずしてうっているのです。

青銅の魔人はかさなりあう懐中電灯の光のなかに、スックと立ちあがりました。そして、かれのからだの中から、キーッ、キーッという金属をこすりあわせるようなおそろしい音がひびきました。怪物は人間のことばではなく、機械のことばで何かわめき叫んでいるのです。青銅の口がパクパク動き、ほら穴のような両眼のなかから、ギラギラと、あやしい光がかがやいています。そして、かれの銅像のような巨体が、ガクリ、ガクリとこちらへ近づいて来るではありませんか。

警官隊はあまりのおそろしさに「ワーッ」と声をあげてあとじさりしましたが、おどかしのピストルは、いっそうはげしくうちつづけられます。

怪物は煉瓦小屋のそとに出て、つっ立ったまま、あたりを見まわしていましたが、四方八方から懐中電灯の光がそそがれ、それにもましてはげしいピストルの音に、とても、逃げられないと考えたのか、いきなりそこの煙突の根もとに近づき、コンクリートの表面にうちつけ