Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
そこへきみが手塚さんだといつわって、帰って来たのだ。おくさんは重態のことだから、きみを見わけることができなかった。十三と八つのふたりの子供に、五年前にわかれたおとうさんの顔が、ハッキリわかるはずがない。そのうえ、きみは日本一の変装の名人だった。きみはそこをねらったのだ。そして、みごとに手塚さんになりおおせたのだ。」
読者諸君、ここで一度、このお話のはじめのほうの「夜光の時計」の章を見てください。そこに手塚さんが兵隊から帰って来た時のことが書いてあります。
「フフン、そんなことはきみのでたらめだ。わずか夜光の時計一つとるために、そんな苦労をするやつがあるものか。」
「ところが、きみの目的はほかにあった。それはな、きみは世間の人をアッといわせたかったのだ。イヤ、それよりも、この明智小五郎を、アッといわせたかったのだ。きみとしては、ぼくにはずいぶん、うらみがあるはずだからね。」
「なんだって、きみにうらみだって?」
「そうさ。奥多摩の鍾乳洞で会ってから、もう何年になるかな。あの時きみはすぐ刑務所に入れられたが、一年もしないうちに、刑務所を脱走して、どこかへ姿をくらましてしまった。