Classici giapponesi con furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate
底しれぬ階段
」と言いました。
「ありがとう。きみ、人形なんだね。よくできているね。」
小林君は、そんなことを言いながら、指で、黒んぼうのほおを、はじいてみました。すると、あんのじょう、コツコツと、かたい音がするのでした。
黒んぼうは、ニッコリともしないで、つっ立っていましたが、しばらくすると、「これでわたしの用事はすんだ。」といわぬばかりに、またクルッとむきをかえて、コットン、コットン、どこかへ、立ちさってしまいました。
あとにのこされた小林君は、部屋の中にはいって、あたりを見まわしました。応接間でしょう、りっぱなイスやテーブルのそろった、広い洋室です。
一方のかべに、一メートル四方もある大きな鏡が、はめこみになって、まわりに、うつくしいがくぶちがついています。小林君は、その鏡のまえに立って、自分のすがたをうつしてみました。
そうして、まっていても、博士はなかなか出てきません。あたりはシーンとしずまりかえって、なんだか、古い洋館のあきやにいるような感じです。小林君は、ますますきみが悪くなってきました。
底しれぬ階段
小林君はそのとき、なんともいえぬ、みょうな感じにおそわれました。