Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate
普通の禾本にはこの小鱗の数多くはただ二片のみなれども、これメダケ及び多くの竹の種類に在ては大抵常に三片あり。これを被鱗と云う。すなわち花被に相当すべきものなり。禾本類の花に在てはその花被皆かくの如く縮小して小鱗片と成り以て花底に潜めるなり。
この被鱗に次で存せるものを雄蕊とす。すなわち第四図「ニ」の「ヘ」に示すが如し。この雄蕊は被鱗と互生す。これ宜しく注意すべきの点なり。メダケに在てはかくの如く三個の雄蕊あれども、下に示す所の他の竹類に在ては中には六個のものあり。竹はあるいはなおこれより多くの雄蕊を有するものまた無きにあらずと雖も、大抵は三個もしくは六個にして、殊に本邦の竹類は三個を有するにあらざれば必ず六個を有するなり。雄蕊には花糸ならびに葯を具うること普通の花に異なることなし。しかしてその花糸は皆糸状を成して弱く種類によりて長短あり。葯は常に線形にして黄色を呈し、他の禾本諸草の如く丁字様を成さずしてその底部を以て花糸に連なれり。
雄蕊に次で花の中央に雌蕊一個あり。すなわち第四図「ニ」の「ト」の如し。諸種の竹皆しかり。その下部放大せる処は子房にしてその形小に後穀粒を成す処の者なり。