Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しょくぶつき

植物記

牧野 富太郎

Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate

Aozora Bunko

タマモ

雄本(オアサという)雌本(メアサあるいはミアサという)があって共に梢に花が咲く。花は小形で何らその色の美はない。雄本は梢の枝上に花穂を成し黄緑色五蕚片の小花は下に向いて開き五雄蕊が下がって黄色の花粉を風の吹くままに飛散する。いわゆる風媒花である。雌本には小なる雌花が枝上の葉間に位して一子房を有し、花後に実が出来る。いわゆるオノミである。

秋に成ればアサを刈り皮を剥ぎその繊維を採る。これすなわちソあるいはオである。その皮を剥ぎ去った白い裸の茎をアサガラあるいはオガラといい、朝鮮ではこれを麻骨と称すと書物に在る。

タマモ

打麻乎 麻績王 白水郎有哉 射等籠荷四間乃 珠藻苅麻須

空蝉之 命乎惜美 浪爾所湿 伊良虞能島之 玉藻苅食

玉藻苅 奥敝波不榜 敷妙之 枕之辺 忘可禰津藻

タマモは玉藻あるいは珠藻でここは海藻を指し玉もしくは珠は藻の美称として付けたものである。橘千蔭は「玉藻は藻の子は白く玉の如くなれば言へり」と言っているが、そうなると、玉のある海藻はまず差当り彼の玉の様な浮嚢を有するホダワラ(ホンダワラ)の一属諸種を指して言ったものと見ねばならぬ。しかしホダワラ一類はあえて人の食用とするものでないから、ここの玉と珠とは前述の通り藻を美称するに付けたものだとする方が穏当である。