Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しょくぶつき

植物記

牧野 富太郎

Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate

Aozora Bunko

ああいう識見抱負を持った人が今日の知識を抱いて現代に出よということを私は始終冀って居るのですが、不幸にしてそういう人が見付からぬのは実に残念です。田中先生は後にはその功績によって、貴族院議員にもなられ、男爵をも授けられて国家から酬いられた人であります。これは至当な話であって、私は前に慶応義塾の演説会の時に公然とこういうことを述べた。それは、伊藤圭介先生というのは、田中先生の国家に対する功績と比べると大変な違いであるから、伊藤先生を男爵にするならば田中先生は伯爵にして宜いと言ったのですが、それ程の偉い御方でありました。勿論今の新知識から見ればその知識は遅れて居られたけれども、それは時代の違いで仕方がない。兎に角こういう人が現在に沢山居ると、工業方面に関する植物の研究が大いに発達するのではないかと思います。

なお余談に亙りますが、今日のような時に殊に痛切に感ずることは、そういう方面の参考材料、例えばこの染料にする色々な材料を陳列してある参考館というものが日本には一つもない。それは畢竟日本に本当の博物館がないからです。本当の博物館を日本に造る責任を、我々だけでなく、有力な方々が感じなければならん訳ですが、どうもそれが徹底していない。