Classici giapponesi con furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate
地耳
カギカズラは茎に鉤が出来るので、日本ではカギカズラ、支那では鉤藤といって居ります。しかし、尤も正しく言うと、カギカズラには二種あって、余程似てはいますが、日本のカギカズラと支那の鉤藤との二つになります。
それではズルズルと長く話して甚だ恐縮の至りでしたが、これで私の話を終ります。
地耳
地耳は漢名であって、支那の諸書にこの名が出ていて一に地踏菜とも地踏菰とも書いてある。
従来我邦の学者がこれを考証して、それを一の菌であると断じ、彼の松岡恕庵、小野蘭山は共にこれをクロコ(一名クロハチ、ジャクビ、ウシノカワダケ)に充て、岩崎灌園はこれをハイタケに充てている。
しかるに、この地耳は決してそんな菌では無く、これは越中方言のジクラゲという者であって、京都の北地所在に多く産し菜店に誤て加茂川ノリと呼んでいる者はその実はこの地耳であると喝破した人が京都に在った。すなわちそれは山本章夫氏(亡羊先生の孫)ではなかったかと思うがこの説は正しい様である。がしかし加茂川ノリを同物とするのはいかがと思う。次で田中芳男氏もまた同じく地耳をジクラゲだとして書いている。
このジクラゲは淡水藻中、藍藻類に属せる念珠藻科のネンジュモ属の者で、蓋し同属中の最も普通品なる Nostoc commune, Vaucher. がすなわちその者であろ