Classici giapponesi con furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate
豊後に梅の野生地を訪う
同地ではまたジノリ(地海苔の意)ともジーフクラ(地膨れの意)とも呼ばれている。
支那の書物の『救荒野譜』(『農政全書』の「野菜譜」)に図を入れてそれが次の様に記してある(漢文)。
地踏菜 苔ヲ食フ
一名地耳状チ木耳ノ如ク春夏ニ雨中ニ生ズ雨後ニ采リ熟シテ食フ日ヲ見レバ即チ枯没ス
地踏菜。雨中ニ生ズ。晴日一タビ照セバ郊原空シ。荘前ノ阿婆ハ阿翁ヲ呼ビ。児女ヲ相携ヘテ去テ匆々。須臾ニ采リ得テ青ク籠ニ満ツ。家ニ還テ飽食シ歳ノ凶ヲ忘ル。東家ノ懶婦ハ睡正ニ濃カナリ。
今これを読んで見るとすこぶる趣がある。
〔補〕今から七、八年も前であったろう。広島文理科大学植物学教室の職員学生と共に帝釈峡(備後)へ植物採集旅行をした事があった。その時その帰途、山地の路上広く一面、実に足の踏み入れ処もないほど、上の地耳、すなわち地クラゲが繁殖していた事に出逢ったが、陣々相比らび簇々相薄まりその熾んなること洵に空前の盛観であってよくもかく殖えたもの哉と目を瞠らしめた。
豊後に梅の野生地を訪う
九州の豊後ならびに日向の地には梅の野生地があると聞き、是非一度はそれの実地見分を致したいものと思っていた。