Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 289.044 caratteri · 575 schermate
可笑しいでしょう? あんぽんね。でもきっとこういう工合に神経がゆるめられて、今夜はおそらくさぞぐっすり眠ることでしょう。
ゆうべは、すこし眠ったら明るくてたまらない気がして目をさまして、勿論真暗なの、どうしても眼の中が明るく不安なので却って例の水色スタンドをつけたら、落付きました。こんなのごくたまです。然し頭がひどく疲れていると、真暗より仄明るい方が安らかというのは可笑しいものですね、神経にのこされている緊張と光線のバランスとが在る方がいいと見えます。
今私は煩悶中です、というのはね、この部屋、スケッチで御覧のとおりで、入ると、サア仕事するか、それとも寝るか、どっちか、と膝づめに会っているような室内の配置のゆとりなさです。Bed をたたんでしまって、あのゆったりとした坐る机を出して東の窓の下においてきれいな座布団をおいて気分をかえようか、それともベッドを畳んだら一寸休むとき不便かとかいろいろ思案中です。坐って仕事するということは出来にくいし。私こんなに仕事してアンマをとるということがないのは、坐っていないから背中が楽なため、血液循環が楽なため、と信じて居ります。