Classici giapponesi con furigana
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だいにのせっぷん
第二の接吻
菊池 寛
Leggi 第二の接吻 (だいにのせっぷん) di 菊池 寛 (きくちかん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 121.960 caratteri · 247 schermate
一
「結婚ということは接吻することなの?」
そういって、倭文子は顔を真赤にしながら、村川を見上げた。
村川は、何も知らない倭文子に、みなぎるような愛を感じて、彼女のやせたしなやかな身体を力一杯だきしめた。
第二の接吻
一
東京の家へ帰っていた京子は、翌朝早くから女中に起された。彼女は、ねむりたらぬ目で女中を軽くにらんだ。
「何なの?」
「あの葉山からお電話でございます。」
「お前聞いておけばいいじゃないの。」
「でもぜひお嬢さまにとおっしゃるのです。」
「誰? 向うに出ているのは。」
「おきちさんのようでございます。」
女中は、別荘番の女房の名をいった。
「うるさいね!」
そういいながらも、京子はある不安にかられて、色のややさめた銘仙の寝衣のまま廊下づたいに電話室に入った。
「きち、何なの。」
「お嬢さまですか。」
オドオドして、声がふるえていることが、よくわかった。
「そう。何なの。」
「あのお客さま達が、お見えにならないのでございますが。」
「お客さま達って宮田さんと倭文子さんかい!」
「はいさようでございます。」
「見えないっていつから。」
「今朝早くからでございます。東京へお帰りになっているのでございませんか。