Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
だいにのせっぷん
第二の接吻
菊池 寛
Leggi 第二の接吻 (だいにのせっぷん) di 菊池 寛 (きくちかん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 121.960 caratteri · 247 schermate
詰問
一
村川は、倭文子の心を掴んでいるようで、そのくせ不安だった。彼女の心は村川の掌中に掴まれながら、そのくせふわふわしていた。女性に対して不安を感ずれば感ずるほど、男性の心は惹きつけられるものだが。
詰問
一
京子は、その朝父の部屋に、村川が呼ばれていたとき、母の部屋で母と話していた。彼女の心もさすがに、落着きを失っていた。そのそわそわした彼女を、母はからかっていた。
「村川さんもいいけれども、あんなおとなしい方と結婚すると、お前のわがままが、一生なおらないねぇ。」
「うそ! わたしだって、ご主人ときまれば、何でもいうことを聴くわ。」
「どうですか。怪しいものだねぇ。」
「お母さまのいうことだって、この頃はよく聴いているじゃありませんか。」
「そうねぇ。自分に都合のいいことだけはねぇ。」
「あら。この間だって宗ちゃんの袷、縫ったじゃありませんか。」
「そうね。何日かかったかしら。あれでも縫ったことになるかしら。」
「だって、ピアノのレッスンもあるし、お花のお稽古もあるし、お縫物ばかりは出来ないわ。」
「お前、お台所の稽古も、少しはしておかないといけませんよ。お世帯を持っても、まるきり、女中まかせじゃ。