Classici giapponesi con furigana
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だいにのせっぷん
第二の接吻
菊池 寛
Leggi 第二の接吻 (だいにのせっぷん) di 菊池 寛 (きくちかん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 121.960 caratteri · 247 schermate
招かれざる客
一
この間も、四喜臨門をして皆を驚かせましたのよ。」
「おや、おや、こいつは恐れ入りましたな。じゃ、あなたもむろんエキスパートでいらっしゃるのですか。」
「いいえ。わたし、カラ駄目でございますわ。」
「いやどうして。そんなご謙遜は信じられませんな。宮田君、こいつは参ったね、少々。あなた方を牛耳るつもりで来たのが、スッカリあべこべになりそうですね。」
「いや、どうして。こうなれば、お互に実力を発揮して堂々と覇権を争うほかはありませんな。はははは。」
宮田がいった。
「おほほほほ結構ですわね。」
京子は笑った。
「倭文子さんは。」
今井が、初めて不思議がった。
「おや、すぐいらっしゃるはずよ。」
と、いいながら、京子は倭文子を求めるべく立ち上った。
招かれざる客
一
「倭文子さん、倭文子さん。」
京子は、階段の上から、呼んだ。
階下の薄ぐらいホールで上ろうか上るまいかとためらっていた倭文子は、京子の声を聞いたが、
「はい。」と、気軽に返事する気は、どうしても起らなかった。でも、
「いらっしゃらないの、倭文子さん。」
と、京子が二三段降りかけたので、あわてて、
「いいえ、すぐ参ります。