Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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はんにゃしんぎょうこうぎ

般若心経講義

高神 覚昇

Leggi 般若心経講義 (はんにゃしんぎょうこうぎ) di 高神 覚昇 (たかがみかくしょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.121 caratteri · 213 schermate

Aozora Bunko

まなこということ

生じては滅し、滅しては生ずるのが、浮世の姿です。しかし、私どもはとかく、有といえば、有に囚われます。空といえば、その空に囚われやすいのです。ゆえに『心経』では、有に囚われ、色に執着するものに対しては、「色は空に異ならず」、色がそのまま空だというのです。また空に囚われ、虚無に陥るものに対しては、「空は色に異ならず」、「空は即ち是れ色」だといって、これを誡めているのです。『心経』の、この一節は、実にすばらしい巧みな表現といわざるを得ないのです。けだしわが大乗仏教の原理は、この一句で、十分に尽きておるといってもよいくらいです。まことに「色即ち是れ空」、「空即ち是れ色」です。

まなこということ 昔のある書物に、「人間の眼を、まなこというは、真ん中をとる義なり」といっておりますが、たしかに面白いことだと思います。一方だけを見て、他の一方を見ないのでは、「まなこ」とはいえないのです。物の表面だけをみて、その裏にかくれている、ほんとうの相を見ないことを、「皮相の見」と申しますが、それはいまだ、真に「まなこ」の「まなこ」たる所以を知らざるものといわねばなりません。