Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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はんにゃしんぎょうこうぎ

般若心経講義

高神 覚昇

Leggi 般若心経講義 (はんにゃしんぎょうこうぎ) di 高神 覚昇 (たかがみかくしょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.121 caratteri · 213 schermate

Aozora Bunko

三界は火宅

いや悩みがあっても、その悩みにブッつかることを恐れているのです。つまりその悩みに目覚めないのです。

詩人ベーコンは人生の苦の相を歌って、こういっています。

世界は泡沫である。人生は束の間に過ぎない。

母胎に宿るそもそもから、墓場にいたるその時まで、

人生は苦の連続である。揺籃からとり出される。

それから気兼ね苦労で育て上げられる。

さて、こうした末に、なり上がった人の命が不壊なればこそ、

生命の頼りがたなさは、水に描ける絵、砂に刻める文字もおろかである。

内地にいて感情を満足させたい、

これはけだし人間の病気である。

海を越えて、他国に行くことは、

困難であり、また危険である。

時には戦争があって、われらを苦しめる。

が、しかし、それが終われば、

こんどは又平和のために一層苦しむ。

こうして一々数えていったあげくの果ては、何が残るか。生まれたことや、死ぬことを悲観する。残るのは、ただこれだけである。

三界は火宅 あの有名な『法華経』は、またわれらに告げています。

三界は安きことなし、猶火宅の如し

衆苦充満して、甚だ畏怖べし

つねに生、老、病死の憂患あり

是の如き業の火、熾然として息まず