Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Leggi 食道楽 (くいどうらく) di 村井 弦斎 (むらいげんさい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 160.757 caratteri · 321 schermate

Aozora Bunko

鯛の頭のスープは朝早く火にかけて晩まで煮るのですね」お登和「ハイそうでございます。火から卸す一時間も前に塩で味をおつけなさいまし」とこの談話にも小山は再び異議を挟めり「中川君鯛の頭は鮨屋で安く買っても一日煮通すのでは火が要って溜まらん。その外君の家の料理は何でも長く煮るから炭代を勘定するとなかなか高いものになるね」中川呵々と笑い「君も随分不研究だ。僕の家の料理を日本風の七厘や火鉢で拵えたら炭代ばかりが大変だ。そこにもやっぱり才覚があって炭の要らない工風にしてある。全体日本風の台所は竈でも七厘でも火鉢でも火気を空しく飛散せしめて非常に不経済なものだ。或る西洋人が一年ばかり日本風の生活をしてみて驚いたというね。日本風の台所では殆ど火気の五分の四だけ空しく費して実用に供するのは五分の一だといった。なるほど僕が研究してもその通りで、或る場合にはそれよりも多く火を浪費する。僕の家で鯛スープを製するには朝一度火を起すばかりで一日その火が持っている。決して二度と火をつぐ必要がない。もしも焜炉や七厘でそれだけの火気を使ったら五、六倍の炭が要る。お登和や、ここへスープ鍋と新工風の火鉢とを持って来てお見せ」